[SQL Server] SQL Server で使用されるポート - データベース エンジンで使用されるポート

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2013-11-06 11:52 4691 0

データベース エンジンで使用されるポート

次の表に、データベース エンジンで頻繁に使用されるポートの一覧を示します。

シナリオ

ポート

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TCP を使用して実行されている SQL Server の既定のインスタンス

TCP ポート 1433

これは、ファイアウォールを通過することを許可されている最も一般的なポートです。 データベース エンジンの既定のインストール、またはコンピューターで実行中の唯一のインスタンスである名前付きインスタンスへの、通常の接続に適用されます (名前付きインスタンスには注意事項があります。 後の「動的ポート」を参照してください)。

既定の構成の SQL Server 名前付きインスタンス

TCP ポートは、データベース エンジンの起動時に決定される動的ポートです。 

後の「動的ポート」の説明を参照してください。 名前付きインスタンスを使用している場合、SQL Server Browser サービスで UDP ポート 1434 が必要になる可能性があります。

固定ポートを使用するように構成されている SQL Server 名前付きインスタンス

管理者が構成するポート番号

後の「動的ポート」の説明を参照してください。

専用管理者接続

TCP ポート 1434 (既定のインスタンスに使用)。 その他のポートは名前付きインスタンスに使用されます。 ポート番号については、エラー ログを確認してください。

既定では、専用管理者接続 (DAC) へのリモート接続は有効になっていません。 リモート DAC を有効にするには、セキュリティ構成ファセットを使用します。 詳細については、「セキュリティ構成」を参照してください。

SQL Server Browser サービス

UDP ポート 1434

SQL Server Browser サービスは、名前付きインスタンスへの着信接続をリッスンし、その名前付きインスタンスに対応する TCP ポート番号をクライアントに提供します。 データベース エンジンの名前付きインスタンスが使用されている場合は、通常 SQL Server Browser サービスを開始します。 名前付きインスタンスの特定のポートに接続するようにクライアントが構成されている場合は、SQL Server Browser サービスを開始する必要はありません。

HTTP エンドポイントを使用して実行されている SQL Server インスタンス

HTTP エンドポイントの作成時に指定できます。 既定の TCP ポートは、CLEAR_PORT トラフィックでは 80、SSL_PORT トラフィックでは 443 です。

URL を使用した HTTP 接続に使用されます。

HTTPS エンドポイントを使用して実行されている SQL Server の既定のインスタンス

TCP ポート 443

URL を使用した HTTPS 接続に使用されます。 HTTPS は、Secure Sockets Layer (SSL) を使用した HTTP 接続です。

Service Broker

TCP ポート 4022。 使用されるポートを確認するには、次のクエリを実行します。

SELECT name, protocol_desc, port, state_desc

FROM sys.tcp_endpoints

WHERE type_desc = 'SERVICE_BROKER'

SQL Server Service Broker の既定のポートはありませんが、これがオンライン ブックの例で使用される通常の構成です。

データベース ミラーリング

管理者が選択したポート。 ポートを特定するには、次のクエリを実行します。

SELECT name, protocol_desc, port, state_desc FROM sys.tcp_endpoints

WHERE type_desc = 'DATABASE_MIRRORING'

データベース ミラーリングを行うための既定のポートはありませんが、オンライン ブックの例では TCP ポート 7022 が使用されます。 特に自動フェールオーバーを伴う高い安全性モードでは、使用中のミラーリング エンドポイントが中断しないようにすることはきわめて重要です。 ファイアウォール構成によりクォーラムが分割されないようにする必要があります。 詳細については、「サーバー ネットワーク アドレスの指定 (データベース ミラーリング)」を参照してください。

レプリケーション

SQL Server へのレプリケーション接続では、一般的な正規のデータベース エンジン ポートを使用します (既定のインスタンスに使用される TCP ポート 1433 など)。

レプリケーション スナップショットのための Web 同期と FTP/UNC アクセスには、ファイアウォール上で追加のポートを開く必要があります。 ある場所から別の場所に初期データおよびスキーマを転送するために、レプリケーションでは FTP (TCP ポート 21)、HTTP (TCP ポート 80) を使用した同期、またはファイル共有を使用できます。 ファイル共有では、NetBIOS を使用する場合、UDP ポート 137 と 138、および TCP ポート 139 を使用します。 Windows 2003 以降のファイル共有では TCP ポート 445 を使用します。

HTTP を使用した同期のために、レプリケーションでは IIS エンドポイント (既定ではポート 80 だが構成可能) を使用しますが、IIS プロセスは標準のポート (既定のインスタンスの場合は 1433) を使用してバックエンドの SQL Server に接続します。

FTP を使用した Web 同期時は、サブスクライバーと IIS の間ではなく、SQL Server 発行者と IIS の間で FTP 転送が行われます。

Transact-SQL デバッガー

TCP ポート 135

ポート 135 に関する注意事項」を参照してください。

IPsec の例外が必要な場合もあります。

Visual Studio ホスト コンピューターで Visual Studio を使用している場合は、Devenv.exe を例外リストに追加し、TCP ポート 135 を開く必要もあります。

Management Studio ホスト コンピューターで Management Studio を使用している場合は、ssms.exe を例外リストに追加し、TCP ポート 135 を開く必要もあります。 詳細については、「Transact-SQL デバッガーの構成」を参照してください。

データベース エンジンで Windows ファイアウォールを構成する詳細な手順については、「データベース エンジン アクセスを有効にするための Windows ファイアウォールを構成する」を参照してください。

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