[SQL Server] SQL Server で使用されるポート - 追加のポートとサービス

inno
2013-11-06 11:56 3411 0

追加のポートとサービス

次の表に、SQL Server が依存している可能性があるポートとサービスの一覧を示します。

シナリオ

ポート

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Windows Management Instrumentation

WMI の詳細については、「構成管理用の WMI プロバイダーの概念」を参照してください。

WMI は、DCOM によってポートが割り当てられている共有サービス ホストの一部として実行されます。 WMI では TCP ポート 135 を使用している可能性があります。

ポート 135 に関する注意事項」を参照してください。

SQL Server 構成マネージャーでは、WMI を使用してサービスの一覧を表示し、管理します。 [Windows Management Instrumentation (WMI)] のあらかじめ構成されたルール グループを使用することをお勧めします。 詳細については、後の「その他のファイアウォール ルールの操作」を参照してください。

Microsoft 分散トランザクション コーディネーター (MS DTC)

TCP ポート 135

ポート 135 に関する注意事項」を参照してください。

アプリケーションで分散トランザクションを使用する場合は、Microsoft 分散トランザクション コーディネーター (MS DTC) トラフィックが、各 MS DTC インスタンス間、および SQL Server などのリソース マネージャーと MS DTC との間を流れるように、ファイアウォールを構成することが必要になる可能性があります。[分散トランザクション コーディネーター] のあらかじめ構成されたルール グループを使用することをお勧めします。

個別のリソース グループのクラスター全体に対して 1 つの共有 MS DTC が構成されている場合は、ファイアウォールに sqlservr.exe を例外として追加する必要があります。

Management Studio の参照ボタンを押すと、UDP を使用して SQL Server Browser サービスに接続できます。 詳細については、「SQL Server Browser サービス (データベース エンジンと SSAS)」を参照してください。

UDP ポート 1434

UDP はコネクションレスのプロトコルです。

ファイアウォールには、INetFwProfile インターフェイスの UnicastResponsesToMulticastBroadcastDisabled プロパティという設定があります。この設定は、ブロードキャスト (またはマルチキャスト) UDP 要求へのユニキャスト応答に関するファイアウォールの動作を制御します。 この設定には次の 2 つの動作があります。

  • 設定が TRUE の場合、ブロードキャスト要求へのユニキャスト応答はまったく許可されません。 サービスの列挙は失敗します。

  • 設定が FALSE (既定) の場合、ユニキャスト応答が 3 秒間許可されます。この時間の長さは構成できません。 混雑しているネットワークや待機時間の長いネットワークまたは負荷の大きいサーバーで SQL Server のインスタンスを列挙しようとすると、一覧の一部しか返されない可能性があり、ユーザーの混乱を招くことがあります。

IPsec トラフィック

UDP ポート 500 および UDP ポート 4500

ドメインのポリシーにより IPsec 経由でネットワーク通信を行う必要がある場合は、UDP ポート 4500 と UDP ポート 500 も例外の一覧に追加する必要があります。 IPsec は、Windows ファイアウォール スナップインの新規の受信の規則ウィザードを使用するオプションです。 詳細については、後の「セキュリティが強化された Windows ファイアウォールのスナップインの使用」を参照してください。

信頼されたドメインでの Windows 認証の使用

認証要求を許可するようにファイアウォールを構成する必要があります。

詳細については、「ドメインの信頼関係を使用するためのファイアウォールの構成方法」を参照してください。

SQL Server と Windows のクラスタリング

クラスタリングでは、SQL Server に直接関連付けられていない追加のポートが必要です。

詳細については、「クラスターで使用するネットワークを有効にする」を参照してください。

HTTP サーバー API (HTTP.SYS) で予約された URL 名前空間

通常は TCP ポート 80 を使用しますが、他のポートに構成することもできます。 一般的な情報については、「HTTP および HTTPS の構成」を参照してください。

HttpCfg.exe を使用した HTTP.SYS エンドポイントの予約に関する SQL Server 固有の情報については、「URL の予約と登録について」を参照してください。

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